市民会館とのお別れについて(平成22年12月定例会一般質問その1)

一般質問内容 平成22年12月8日

  1. 市民会館とのお別れについて
  2. 学校給食について
  3. さらなる歳入確保について

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一般質問の議事録 平成22年12月8日

◆3番(二瓶裕史君) 3番、二瓶裕史です。よろしくお願いいたします。いつものとおり中継をごらんの皆さんもよろしくお願いいたします。
 1年は早いもので2010年もあと20日ほどとなりました。そして2010年の一般質問も今回が最後となります。2011年に続く実りのある時間にしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 質問に入る前ですが、前回の一般質問の概要を御紹介させていただきます。というのも、前回傍聴にいらしていた方が、私知り合いではなかったんですが、その方より毎回傍聴に来れるわけではないので、その議員さんが前回どのような質問をしたのか、どのような問題意識を持っているのかということをうかがうことができてとてもよかったと、評価をしていただきました。というわけですので、前回のような質問という形ではなく、質問冒頭のあいさつの一部ということで御紹介をさせていただきたいと思います。
 前回、9月議会の一般質問では、小・中学校での法学教育についてと小・中学校でのインターネット教育についてを質問させていただきました。どちらも必要性の認識は持っていただいてるような雰囲気は発していただきましたが、積極的に何かをというものではなく、少し残念なところもありましたが、そこは自分が説得力ある論理で質問、提案ができていなかったんだなと、自分自身研究の必要があると思ったところです。
 その中でも、やはりインターネット教育、主にネット犯罪や倫理についての教育ですが、これは毎日のようにニュースで小中学生がインターネットを発端とする犯罪に巻き込まれているということが報道されておりますので、本当に急務であると思っております。引き続き関係者の皆様には、多方面での検討をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 では、前回の振り返りが終わったところで、この振り返りというのもインターネットで動画配信があればする必要もないと思っておりますので、また予算等検討していただければと思いますが。通告どおりの順番で質問に入らせていただきたいと思います。
 1番、市民会館とのお別れについてというところで、6月議会で一番最初生涯初の一般質問で取り上げた市民会館ですが、閉館するということが決まってしまいました。雰囲気などとても好きな施設だったので、何とも複雑な思いはあります。伊那市のホームページには、「伊那市民会館は、昭和29年旧伊那市発足以来市民各層からの建設の強い要望があり、昭和38年7月中央アルプスを眺む清流天竜川のほとりに近代建築の域を集め、当時としては最新の設備をもって完成したものです。この会館が広く産業、経済、文化発展の場として利用されています」と書かれています。最大収容人数が2,000人と、伊那市最大規模のホールであり、音楽、演劇を初め、多くの団体から愛されてきました。まさに文化活動の拠点として使われてきました。その市民会館が今年度をもって閉館ということが決まり、市民の皆様の心に残るよう、残り数ヵ月間1人でも多くの方に昔を思い出しながら足を運んでいただきたいと思っております。
 そこで1番ですが、閉館に向けて利用者数をふやすことについてを質問させていただきます。これだけの大きな地域の財産がなくなるわけですから、最後に多くのみんなで使ってあげたいというか使うべきだと思っておりますが、市長の考えはいかがでしょうか。よろしくお願いいたします。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。
     (市長 白鳥 孝君登壇)

◎市長(白鳥孝君) 閉館まで残された時点で今十数件の予約が入っております。
 市報とか公式ホームページなどを通じて市民会館の閉館について市民への周知を図っていきたいと思っております。
 伊那市民一人一人、あの市民会館に寄せる思い、記憶というものはそれぞれ持っていると思いますので、昭和38年からきょうに至るまで、文化芸術団体あるいは活動サークル、成人式、いろんな場面場面が記憶にあるかと思います。そうした皆さんに対して最後に積極的なまた利用促進を呼びかけてまいりたいと思っております。
 また、今後利用の動向を見ながら施設の例えば無料開放日なんかを設けるなどのそんな対応も検討してまいりたいと思います。

○議長(伊藤泰雄君) 3番、二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) ありがとうございました。無料開放日ぜひ実施していただきたいと思います。
 また、これまでの利用料金を大幅に下げて利用者数を倍増させるというのはいかがでしょうか。
 利用料金については、条例で決められておりますので、条例改正を行わないと難しいと思っていましたが、市民会館条例の12条に「利用料金の減免として、指定管理者は特別の理由があると認めたときは市長の承認を得て利用料金を減額し、または免除することができる」とあります。実際の管理運営は指定管理者である公社のほうでやってますので、その公社の収入が減ってしまうようなことを伊那市側で無理やり押しつけるということはできないということですが、その利用料金を大幅に下げることで利用者数がこれ以上激増すれば結果として、公社の収益になるんじゃないかと思っております。それはちょっといろいろ細かく調べないとわからないと思うんですが、そのあたり、ぜひ公社とそのような方法をとることで収益を上げることができるんじゃないかというような検討の場をつくっていただくということは可能でしょうか。よろしくお願いします。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

◎市長(白鳥孝君) 市民会館ほか条例で決まっている料金設定でありますので、それを特別に市長が認めたものという条項の中で利用はできるかと思いますけども、やっぱり条例は条例として遵守しなければならないと思います。
 ただ、今回の場合については、最後の晴れ舞台をつくるというそうした思いもありますので、ケース・バイ・ケース、すべてということではなくても、それにふさわしいものであればそうしたことも検討してまいりたいと思います。

○議長(伊藤泰雄君) 3番、二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。
 それに関連してというか2番の質問に入りますが、感謝の気持ちを込めたエンディングについてということで、同じく市民会館の話なんですが、今年度、つまり来年の3月をもって閉館となるわけですが、この昭和38年以降伊那市民の産業、経済、文化の拠点であった大きな財産である市民会館に対する感謝の気持ちを込めたエンディングについて、つまり閉館のイベントについては、何か予定をされていますでしょうか。もし予定をされているようでしたら、どのような内容なのか御紹介をお願いします。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

◎市長(白鳥孝君) 今のところ考えているものは、毎年伊那文化会館、長野県が文化会館で開催をしております小・中学校それから高等学校の生徒の参加による「い~な音楽祭」、これ合唱の祭典でありますけども、このい~な音楽祭をことしは伊那市民会館に移して盛大にやろうかという企画をしております。12月の19日の日曜日なんですけども、47年間の長きにわたって私たちに大事な場所として提供してもらった市民会館に対してのそうしたお礼と感謝の気持ちの一環としては、そのようなことを今考えております。

○議長(伊藤泰雄君) 3番、二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) 多分ここにいらっしゃる方も、初めて12月19日が閉館のイベントがあるんだということを知った人も多いと思います。一般質問の準備をする中で、12月19日にその閉館のイベントとかわるようなものをするということを実は教えていただいて知ってはいたのですが、その後いろんな方に話をしたところ知ってる方はほとんどというか全くいらっしゃいませんでした。
 これまで文化会館で行っていたい~な音楽祭を市民会館に持ってきて行うことが感謝の気持ちを込めたエンディングだとは到底思えません。これまで文化会館やいなっせが新しくできた中、それでも昭和63年以降91万5,838人もの方が利用をしてきた施設です。演劇、合唱、吹奏楽、オーケストラ、そのほかにも消防音楽隊などいろいろあるでしょう。そんないろんな分野、団体が愛してきた施設の閉館イベントがい~な音楽祭だというのがどうしても理解ができません。い~な音楽祭は今市長が言ったとおり現在合唱のイベントとなっています。合唱の方たちだけでさよならをするのはいかがなものでしょうか。予算の都合上新たなイベントをつくり出すのが困難なのでしょうが、もっと広く参加者を募集していくという方法をとることはできなかったのでしょうか。お願いします。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

◎市長(白鳥孝君) い~な音楽祭を長野県の伊那文化会館のほうからこちらに移すというのは一つの表現でありまして、3月31日まで、まだ時間が十分ありますので、これ市民の皆さんの中からこんなことをしたいとか、あるいは今消防の話もありましたけれども、いろんな皆さんがいろんな企画を持ってもらってやることについては今後私も実施することについてはやぶさかではないという考えであります。

○議長(伊藤泰雄君) 3番、二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) ありがとうございます。そうするとこれから3ヵ月間ある中で、そういうイベントを実施するのが可能というかあり得るということでいいですか。それはやりたいと言った人が自分たちでお金を出して使うのではなくて、市のほうとしてのイベントで行うことが可能だということでいいでしょうか。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

◎市長(白鳥孝君) 参加をしたいという皆様はいろんな団体あるいは考えがあるかと思いますので、これを整理するためにも担当課のほうでそうしたものについては受け付けをしながら、ふさわしい内容であれば、一緒にする、あるいは単独でする、そのことを今後検討していかなければいけないと思います。

○議長(伊藤泰雄君) 3番、二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) ありがとうございます。ぜひ1人でも多くの方が最後の思い出づくりができるような何か方策を考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

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