青パト導入について(平成23年6月定例会一般質問その1)

一般質問内容 平成23年6月14日

  1. 青パト導入について
  2. 防災教育について
  3. 防災士取得に助成を
  4. 防災から考える給食施設

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一般質問の議事録 平成23年6月14日

◆3番(二瓶裕史君) 3番二瓶裕史です。よろしくお願いします。今回は通告してありますとおり、安全・安心な伊那市を目指してということで4項目について質問をさせていただきます。去る3月11日に発生した東日本大震災では死者約1万5,000人、行方不明者8,000人そして今なお避難生活をされいている方が9万8,000人以上という本当に未曾有の被害が発生しました。また、同じ長野県でも栄村を中心とした北部地震により多くの方が被災されていることも忘れてはいけません。重ね重ねになりますが、犠牲になられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方すべてにお見舞いを申し上げます。東日本の半分ほどもの広域が被災地となり、日本全体が自分のこととしてとらえ被災された方に対して哀悼とお見舞いの気持ちを持つと同時に、自分たちの地域のことも本気で考えるようになったかと思います。そういったことから、行政はもちろん家庭内でも危機管理、防災というものがキーワードになりつつあります。先ほどもちょっと、お昼テレビを見ていたんですけれども、防災グッズが最近非常に売れているということで、それにあわせて防犯グッズも売れているというふうに話がありました。エコだということで節電をしようということで、エアコンを切るとどうしても窓を開けるので、二重ロックだとか、補助錠という形で防犯グッズも一緒に売れているということもありましたけども、そういったことから1番に入っていきたいと思いますが、市長が言う伊那市を子供たちがずっと暮らせる地域、お年寄りを尊敬し、家族と一緒に仲良く暮らし続けることのできる社会にしていくためには、安全・安心というものが切っても切れないものになります。この安全・安心という中には、防災上のものはもちろん、日々の治安のよさということも忘れてはいけません。時節柄、防災に注意がいきがちですが、せっかくの機会ですので同じように大切なこととして、まずは治安について考えてみたいと思います。
 行政の仕事はよき納税者であり、よき経営者である市民を育てることだと毎回言っておりますが、その前提としては安心して暮らすことが可能かどうかということがあります。そういう意味でも、安全・安心な伊那市をつくる、つまり市民の生命、財産を守るということは、行政の仕事の中でも中枢とも言える重要なところになります。そこで、一つ目の質問に入らせていただきます。特に大きく業務量をふやすわけでもなく、やろうと思えばすぐやろうと、素人目には思えるものなんですが、それにもかかわらず大きな効果を生むと言われている青パトというものがあります。青パト、つまり青色回転灯つきの防犯パトロール車のことですが、この青パトの導入、さらにそこに警察車両のように黒と白のツートンカラーに塗装した車両の導入をぜひお願いしたいと思い、質問をさせていただきます。導入といっても、新たに車両を追加するわけではなく、現在使用している公用車を改造して導入ということですが、この青パトには回転灯が遠くからでも目立つこと、それから警察車両のように見えるということもあり、犯罪抑止効果が非常に高いと言われています。市長にお伺いいたします。伊那市でもこの青パトを導入すべきと考えますが、市長の御見解をお願いいたします。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

◎市長(白鳥孝君) 青パト、赤色パトロールの目的については、議員さんおっしゃるとおり犯罪の抑止力というのは大変あります。犯罪、事故、災害の被害を未然に防止するという観点、それから地域の皆さんが安心して暮らすことができるとか、パトロールに参加することで地域の連帯感を醸成するということ等々あるわけであります。青色パトロールについては引き続き、小中学校の周辺を重点的に毎日実施をしながら、安心・安全な地域づくりをしてまいりたいと思います。現状ではパトカーみたいな色ではありませんけれども、普通車の上に青色パトロールの車としての実施であります。白黒カラーの導入をしたらどうかという御質問でありますが、青色パトロールの車については伊那市の公用車を長野県警に登録をしている、そうして実施をしているということでありまして、白黒のカラーにすると大変効果は出ると思いますので、次の車両の更新とかにそうした検討してみたいと思います。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) 検討していただけると、突然言われてしまったので、いろいろ調べたデータを言いたかったんですけども、せっかく調べたのであれですけど、ある調査によると青パトの活動における効果としては、特に空き巣、忍び込み、居空き、自動車、オートバイ、自転車の盗み、車上狙い、ひったくり、事務所荒らし、資材置き場に関しては、非常に犯罪認知件数の減少率が高いと言われています。また、市長が今、おっしゃったみたいな防犯活動が積極的になったりとか、地域住民とのコミュニケーションがよくなるとか、そういった効果も生まれていると言います。神奈川県の大和市と甲府市、それから大分市、広島県の呉市の担当者に話を伺ったところなんですが、特に大和市では、青パト入れて2年間で2年連続、犯罪認知件数が減少しているという数字があるよう、これ当日の青パトだけでの効果じゃなくて、もしかしたらほかにいろいろなものが重なっているかもしれませんが、あると、それから青パトを市の職員が走らせていると、防犯とは関係ないんだけど、こういうのってどういうこと、っていう市の行政のことについて相談してくる市民がいるということで、そこで地域住民とのコミュニケーションが、青パトを通してはかれるというものがあるというふうに言っていました。特に青パトを走らせる重点的なものというのが、小学校中学校の下校時を主に回るということで、やはり不審な人がいたり、何か危険なことがあるんじゃないかというようなものは、未然に防げるという実態はものすごいあるというふうに担当の方もおっしゃっていましたので、検討していただけるということですのでぜひ、早い段階での実現をお願いしたいと思います。

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