市議会のインターネット動画配信について(平成22年6月定例会一般質問その1)

一般質問内容 平成22年6月22日

  1. 市議会のインターネット動画配信について
  2. 飼い犬等について
  3. 市民会館について

会議録検索システム

一般質問の議事録 平成22年6月22日

◆3番(二瓶裕史君) 3番の二瓶裕史です。よろしくお願いいたします。また、中継をごらんの皆さんもよろしくお願いいたします。
去る4月25日の選挙におきまして無事に当選をさせていただきまして、この場で質問をする機会を与えていただきましたことを本当に誇りに思って、大事に時間を使いたいと思います。よろしくお願いいたします。まだすべてが本当に初めてのことですので要領の得ない質問などして、いらいらするところもあるかもしれませんが、最後までおつき合いよろしくお願いいたします。
通告どおりの順番でいきたいと思いますが、まず、1番の市議会インターネットによる動画配信についてというところから質問をさせていただきたいと思います。
まず、19年3月の研究結果についてと書いてありますが、その前にですが、ちょっと私の考えをお話しさせていただいて、市長に質問させていただきたいと思います。
私、選挙のときに一番市民の皆さんに主張したことというのが、伊那市の政治をもっと身近なものにしたいというのを一番のテーマとして強く訴えてきました。市議会議員がどういう仕事をしているのかもなかなか興味のない方はわからないですし、そもそも市議会議員の顔も知らないし、名前も知らない。近所のどこどこの何とかさんが市議会議員らしいということしか知らないとか、そのくらいの程度の人が非常に多いです。それなのに国政についてはもう盛んに報道もありますので、非常に興味を持ってニュースを見ていたり、一般の日常会話でも国政の話題を語るということは実感されていることとは思います。
一番身近であるはずのこの伊那市の政治とか伊那市のことについて、実は一番興味がないような存在になっていて非常に悲しいなと思っているところです。なかなかそれは、やっぱり国政なんか盛んにニュースをやってくれるので、目に見える機会というのは非常に多いんですが、どうしてもやっぱり市議会となると、なかなか目に見えて議員さんとか市長の活動が見えてこないというのも大きな理由の一つだと思っております。
今、伊那市では市議会の中継がケーブルテレビでされていますので、これによって、わざわざ傍聴に行かなくても議会の様子を見ることができるということで、非常にありがたいものだなあと感じています。
しかし、そのケーブルテレビの中継なんですが、どれだけの人が見ているのかというのはちょっと疑問に思ったりもします。それというのも議会が開かれているのは当然平日の昼間ですので、平日の昼間、私たちのような20代、30代、40代、50代、普通に勤めている方、自営業の方は別ですけれども普通に勤めていると、どうしても見る機会はないですし中継をしてくれていても、それをまたわざわざビデオに撮って録画を見るという人はもっと少ないと思います。平日の昼間になかなか見ることができる人というのは非常に限られているんじゃないのかなというふうに感じています。
今、全国の地方議会では議会を透明化しようだとか、情報公開をしようだとかいうことが盛んに取り組まれていることだと思います。本当に市政の透明化、議会の透明化、情報公開・情報発信を実現しようというのであれば、いつでも、どこでも、だれでもが議会の様子をうかがうことができるネット配信というのは欠かせないものだと感じております。また実際に、私の周りでも土日とか夕方に議会やってくれるんだったら見れるけどとか、傍聴に行けるんだけどという人は非常に多いです。それを実現するというのは非常に大変だと思いますので、せめてもういつでも、どこでも見れるというインターネット中継を、中継プラス動画配信、議会が終わった後の動画配信ですが、それもあわせてやっていただきたいと思っております。
まず、実際に市民の中でもそのようなこと、インターネットで配信してほしいという声があるということについて、まず、市長のお考えをお聞かせください。よろしくお願いします。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。
(市長 白鳥 孝君登壇)

◎市長(白鳥孝君) 議員の御質問にお答えしたいと思うんですけれども、このことにつきましては平成19年に一度検討したことがあります。ただ、伊那市は伊那ケーブルテレビによる生中継を今しておりまして、また当時のホームページ上のサーバーでは容量が、負荷が大きくて困難であったということで、平成19年度のときの判断としては困難ということで終止しました。
議会の映像ライブラリーというのは現行ホームページのシステムサーバーの容量、処理能力では実際にはまだ困難であるという状況でありまして、また、こうしたことについてやっている市というのは今7市、これは松本、長野ほか7市ほどあるようでありますけれども、伊那市ではまだやっていないと。また、やるについても現状の処理能力では困難であるというのが現状であります。
その中で会議録の検索システムというシステムがございまして、今議会にシステムの導入委託料として160万円計上をしております。これは9月の議会に向けた整備ということになっておりまして、生中継とインターネットによる動画配信というのは現状では難しいというのが実情であります。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) 補正予算で今回会議録検索システムについて盛り込まれているということなんですが、具体的にはどのようなシステムになるのでしょうか。

○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。

◎総務部長(林俊宏君) キーワード、言葉で検索ができるというようなシステムであります。今、市長の答弁と重なるかもしれませんけれども、19年の3月、確か春日議員さんの質問がある中で、検索システムと動画配信システムについて検討したらどうかということで検討した結果は、今、市長答弁のとおりでありますけれども、議会との話の中で、今6月議会において検索システムだけは整備をしていこうということになりましたので予算の計上をお願いしたと。システムは言葉で検索ができるということで御理解いただきたいと思います。
以上です。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) その19年3月の質問があった際に検討して見送られた。議会中継についてですけど見送られたということなんですが、それ以降3年間たっているんですけど、その19年3月に質問をされた際に、緊急というか打ち合わせをして以降はそのような打ち合わせ、検討の機会というのはあったのでしょうか。お願いします。

○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。

◎総務部長(林俊宏君) 検索システムについては以上でありますけれども、特に議員質問の動画システムの関係でありますけれども、市長が答弁したとおり、今の伊那市のホームページのサーバーで、今ちょっと負荷が大きいので、伊那市のホームページのサーバーには載らないと。物理的に困難であろうという研究が、研究というかそういう結果が出ております。
そこで、どういう形で整備ができるかということになりますと、今度は経費の問題になるんですけれども、御存じのとおり録画再生装置が必要であります。それに伴うサーバー。今の伊那市のホームページでは負荷が大きいので新たにホームページの更新が必要だということで、大分大きなお金がかかるわけであります。さて、それなら委託か何かをして他の業者にお願いをして配信をしたらどうかということになりますけれども、その例として、ちょっと規模が違うんですけれども、長野市では地元のケーブルテレビにお願いをして動画の配信をしております。その年間費用が約700万とお聞きをしておりますので、よく今後、議員さんの中でも議論をしていただきながら、また市と議会と連携をとりながら今後研究をして、また導入の時期が来れば、していかなければいけないかなあと。現時点ではちょっと、ホームページ用のサーバーでは困難だという御理解でいただきたいと思います。
以上です。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) 次の(2)のほうに入っていくんですが、実際に動画の配信システムというか動画中継をする場合に、今はもう撮影するカメラというのがついているので、さっきからおっしゃっていただいているサーバー代だとか、アップする手間賃だとか、管理費というのが問題になってくるんだと思うんですけど、それぞれどのくらいの予算だとお見積もりをしているのか教えてください。

○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。

◎総務部長(林俊宏君) 先ほど申し上げた録画再生装置、専用のパソコン、サーバー等機器類で約600万円程度かなあと。それは編集業務だとかそういった人件費入っておりませんので、それプラス人件費がかかると思います。
それから、先ほどから申し上げている伊那市の今のホームページ上のサーバーでは負荷がかかり過ぎるということでありますので、ホームページそのものの更新ということになりますと2,000万円以上の経費がかかるのではないか。委託をする場合には先ほど申し上げた長野市の例で御理解をいただきたいと思います。
以上であります。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) 非常にお金がかかるということですので、すぐにというのは難しいのはよくわかったんですが、今、ユーチューブという無料動画配信サイトというのがあって、ちょっと家で見てみたんですけど、全国でぱっと検索した感じ2市、ユーチューブでの動画配信をしているところがありました。そのユーチューブというのは自分でネットにアップする動画をつくれれば、アップすること自体は無料なので、サーバー代とかが不要になってくるんですが、そういったものについての検討の可能性というのはあるのかどうか、お聞かせください。

○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。

◎総務部長(林俊宏君) 私はそのユーチューブそのもののことがよくわからないんですけれども、ユーチューブというのは民間事業者がやっているものだと思うんですけれども、グーグルか何かの関係だと思いますが、その辺についてはまだよく勉強もしていませんし、研究もしておりませんので、今、議員の中のそういうものもあるよということでありますので、研究をしてみたいと思います。
以上です。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) ぜひ検討していただきたいと思います。今回、市長がかわったり多くの議員が入れかわったということで、非常に市民の方も議会とか市政そのものについて興味を持っている非常にいい機会ですので、これ1年、2年とおくれてしまうだけでも非常に注目度って右肩下がりになっていくものですので、注目度がある今行うというのがまた効果も絶大だと思いますので、ぜひ早いうちの検討と実施をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

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