議会のインターネット動画配信について(平成23年12月定例会一般質問その1)

一般質問内容 平成23年12月7日

  1. 議会のインターネット動画配信について
  2. 学校給食検討委員会について
  3. 歯科検診について

会議録検索システム

一般質問の議事録 平成23年12月7日

◆3番(二瓶裕史君) 3番、二瓶裕史です。よろしくお願いいたします。通告どおり3点について市長の見解をお伺いいたします。
まず1点目ですが、議会のインターネット動画配信について、それから2点目が学校給食検討委員会について、3点目、歯科検診についての3点を質問させていただきます。
1番ですが、議会のインターネット動画配信についてをお伺いいたします。この件につきましては、過去2回質問をさせていただいておりますが、今回は予算編成の時期ということですので、これまで以上にぜひという思いで質問をさせていただきたいと思います。
2年前の選挙のときに市民の皆さんに一番主張したことは、伊那市の政治をもっと身近なものにしたいということで、選挙に立候補しました。昨年の6月の一般質問でも申し上げたことですが、市議会議員がどういう仕事をしているかもなかなか興味のない方はわからないですし、そもそも市議会議員の顔も知らないし、名前も知らないという方が非常に多くいらっしゃいます。それに対して国政については、テレビや新聞等で盛んに報道もありますので、日常会話でも国政の話題を語るということが多いのは事実です。一番身近であるはずの伊那市のことについて、実は一番興味がないような存在になっていて非常に悲しいことです。今、伊那市では市議会の中継がケーブルテレビでされていますのでこれによって、わざわざ傍聴に行かなくても議会の様子を見ることができるということで非常にありがたいと思います。さらに、最近では再放送も始まり、ますます議会が市民に身近になったとうれしく感じているところです。しかし、議会の透明化、情報公開、情報共有ということをさらにおし進めていこうとするときには、やはり、いつでもどこでもだれでもが気軽に見ることができるインターネットでの動画配信というものは欠かすことができないと思います。伊那市が今、どういう問題に直面しているのか、市長は市政のかじ取りをする際、どのような点を重視しているのか、議員が市に対してどういう思いを持っているのかなど、市民すべてに知る権利がありますし、行政側、議会側には知らせる義務があります。また、それがよき納税者を育てるという行政の役割を達成する大きな材料にもなります。この動画配信の件を質問してから1年半経ちました。その間、ほかの市町村の実態や導入経費について伺うという機会が何度かありました。とこによっては、20万で導入できた、またところによっては数100万、議会の動画配信は芸術鑑賞ではないので、ハイビジョンの美しい映像、耳に心地のよいクリアな音声、そのようなものは最優先のものではありません。2、3万で売っているようなホームビデオの撮影で配信という目的が達成できてしまうのです。さて、市長にお伺いいたします。これまでに、動画配信についての質問をした際に、経費の問題で導入が実現していないとのことでしたが、経費の問題がクリアすれば、つまり低予算で実現可能であれば導入できるということでしょうか。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

◎市長(白鳥孝君) 伊那市における議会中継は、御指摘のように伊那ケーブルテレビジョンで生中継、それから翌日にまた再放送という、そうしたことを行っております。この生中継と再放送をすることで、市民への動画による情報提供の役割は果たされているのではないかという考えであります。これは基本的な考えであります。議会の動画配信については、外部サーバーを活用することで対応をするということは可能であるということなんですが、年間50万から100万という使用料が見込まれます。独自にサーバーを持って対応をする場合というのは、前もお話しました300万ぐらいはかかるということであります。議会の動画配信をするかどうかということについては、先ほど申し上げましたけども、伊那ケーブルテレビジョンでの生中継、それから再放送ということで役割を果たしているんではないかと考えるわけでありますが、このことについては、議会の中でも議論をしていただいて、その上でまた、検討かなという思いがしております。やるとすれば、議会事務局での配信、これがそうしたことになろうかと思います。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) そうすると議会での総意がまず必要だということでしょうか。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

◎市長(白鳥孝君) 議会も含めた議論です。私どもとしてももちろん検討はしますけども、議会でも要不要のことも含めた検討が必要かなという、そうした意味であります。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) 前回、前々回と質問したときに検討するということで言っていただいて、今回、議会での議論がということを言われているので、そうすると、議会でもしこれから議会の中で話をしていって、議会の総意としてじゃあ、そういうことをお願いしたいということになった場合ですが、先ほど言った外部サーバーだと50万から100万ということで、最初に質問したときの予算からは大分小さくなるわけですが、議会として市のほうにお願いをすれば、考えていただける余地がかなり高いということで理解していいでしょうか。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

◎市長(白鳥孝君) 私としては、ケーブルテレビで今、生中継、それから再放送、それからニュースでの配信という、それで情報提供というのは役割を果たしているんじゃないかという、そんな理解でいます。なお、その上に立って、どうしてもということになってくると、はやり議会の皆さんでも、本当に皆さんが必要なのかどうかということも含めた議論が必要になろうかという考えであります。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) そうすると、インターネットの動画中継、今してないというのが、経費の問題ではなくて、ケーブルテレビの中継で目的が達成されているので必要性を感じてないからされてないというほうが強いということですか。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

◎市長(白鳥孝君) 費用と、それから効果というこの二つを考えたときには、そういう判断になるという、そういう考えです。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) わかりました。議会の中でも議論をしてということですので、議会の中で機会があるごとにそういうことを言っていきたいなと思っています。
以前の会議録検索システムを導入したときには、議会からの要求とか議会の総意というのがあったんでしょうか。ちょっと経緯を知らないので、教えていただきたいと思います。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

◎市長(白鳥孝君) このシステムについては議会のほうからのそういう要望、要求があったと記憶しております。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) じゃあ、議会からの要求がある前は、そういう予定は市はしていなくて、議会からの要求があって検討を始めて実現したということでよろしいですか。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

◎市長(白鳥孝君) そのような記憶であります。ただ、その後、この検索システムの利用頻度とか効果とか、そうしたところの検証というのは十分やっていかなければいけないと思います。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) わかりました。先ほど市長のお話では、費用対効果の問題、経費の問題とどれだけ得られる効果があるのかということで、今のところ動画配信はケーブルテレビの中継で十分目的が達成されているので、導入しないということだったんですが、じゃあ、もうちょっと経費が少なく情報提供が実現できる方法として、動画ではなくて、音声だけの配信という方法もあると思います。これ動画に比べてデータが非常に小さくなりますので、外部サーバーに頼むって言っても非常に動画に比べて容量が少なく抑えられると思いますので、そのデータの変換という面からおいても動画より音声のほうがデータが小さいですので、手間と言ったらそんなに変わるものじゃないですけど、費用的には抑えられると思いますが、そっちの音声のみでの配信ということはいかがでしょうか。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

◎市長(白鳥孝君) このことについても、先ほどのケーブルテレビ、それの生中継とそれから再放送、これで役割を十分果たしているではないかなという考えであります。さらに言えば、音声のみでも掲載したらいいよということになれば、このことも議会でも本当に必要だよとなれば、検討する必要も発生するかと思います。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) ホームページで会議録は全部出ているので、音声まではとは思うんですけど、やっぱり視力の悪い人だとか、小さい文字うんと読めない人というのは、あれだけの分量の文章を読むって非常に大変なので、音声で、そういう議事録が流れるっていうのは非常に必要とされているところだと思いますので、その辺も結局は費用対効果と議会の中での議論ということですので、これからそういうことであれば、議会のほうでしっかり発言はしていきたいと思いますので、また検討をお願いしたいと思います。

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