市民会館について(平成22年6月定例会一般質問その3)

一般質問内容 平成22年6月22日

  1. 市議会のインターネット動画配信について
  2. 飼い犬等について
  3. 市民会館について

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一般質問の議事録 平成22年6月22日

 それでは、3番目の質問に入りたいと思います。
 市民会館についての質問をさせていただきます。
 まず、現在、市民会館の利用状況について、数字とかじゃなくていいので全体的にちょっと、こんな感じですという大まかなものを教えていただけたらと思いますのでよろしくお願いします。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。
     (市長 白鳥 孝君登壇)

◎市長(白鳥孝君) 市民会館につきましては、年間約10万人以上の利用があった時期もあります。今現在は2万人台で推移をしているというのが実情でありまして、この背景には生涯学習センターの開館とか長野県の伊那文化会館の開館、そうしたことが影響しているのかなあという状況であります。
 ただ、使用料が安いということでの利用はかなり好評ではありますけれども、実数値が下がっているということは事実であります。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) いなっせとか文化会館ができたので人数が下がるというのは当たり前のことだと思うので、そこをまた10万人に戻すというのは無理な話だと思うんですけれども、数年前に市民会館取り壊すという話があったと思うんですが、それがなしになって今もあるわけなんですが、老朽化も進んでいたり、大きな地震が来たときにどうなんだとか、雨漏りみたいなのがあったりとかというので、いろいろ維持も修繕も大変だと思うんですけど、この市民会館については今後、修繕しながらも使っていこうと考えているのか。それとも壊すにはお金かかるから、とりあえずちょっと置いてあるという状況なのか。長い目で見たときの市民会館についての扱いというのを教えていただきたいと思います。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。
     (市長 白鳥 孝君登壇)

◎市長(白鳥孝君) 市民会館につきましては平成16年に市民会館・伊那公民館、庁舎内の検討委員会というのが設置されまして、その中で市民会館を廃止し、伊那公民館を建てかえ、あいた敷地は駐車場として整備すべき、そんな検討結果が出ております。そのことが今凍結、あるいは、ほごにされているわけではありませんで、このことは生きております。さらに、平成21年の12月には地域からの提言として、伊那地域協議会からの検討委員会からも同様な意見が出されております。
 今後につきましては、老朽化ということは事実であります。そんなことも踏まえながら防災上の安全等を考慮しまして、できるだけ早い段階で施設を閉鎖する方向で検討してまいりたいと考えております。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) というと現在もちょっと完全な状態じゃなく危険な状態にあるということでよろしいのでしょうか。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。
     (市長 白鳥 孝君登壇)

◎市長(白鳥孝君) 老朽化という観点から申し上げているのであって、危険とか極めて危険というそういう表現ではありませんで、老朽化に伴って、また新しい施設も幾つかできてきた結果、伊那市民会館については閉鎖をする方向だという意味であります。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) そうしたら閉鎖の時期は具体的には決まっていないということですね。文化会館とかいなっせでホールはあるんですけれども、音楽をやっている人だとか演劇をやっている人、中学生、高校生なんかは、ふだんの狭いところの練習室じゃなくて、ホールで練習するってすごい気持ちのいいことなんですね。音もそうだし、広い観客席に向かってやるということは。なので廃止にする方向で考えているのであれば、当然収益とか収支のバランスも当然必要ですけど、普通のお店でやる閉店セールじゃないですけど、なくすに向かって物すごい安い金額で日常の中学生、高校生たちの練習の場でホールが使えるようにとか、そういった考えというのはありますでしょうか。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。
     (市長 白鳥 孝君登壇)

◎市長(白鳥孝君) 安く利用できるという点では、市民会館はその対象になっているかと思います。そうしたことを踏まえながらというか、あそこを閉鎖したときに、そうした安く利用できる場所があるかということにもなろうかと思うんですが、市民会館そのものが定期的に利用する方がいらっしゃるということではなくて、突発的あるいは突然に利用したいという方のリクエストに応じて利用されるといったことを年間で見たときに2万人ほどいるという数字でありますので、そうしたことを考えてみると、そうした伊那文化会館とか、あるいは、いなっせというところに上手に誘導していくということは十分可能ではあると思います。文化あるいは芸術の振興という点においても、ぜひそんな方面での利用をこれからもお願いをしていきたいと。ただ、値段的に安いかどうかというと、文化会館と比べると決してそうではない実情もありますので、そこら辺はこれから知恵を出すことが必要かなと思いますが、妙薬は今のところありません。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) そうすると今は市民会館の利用者をふやそうというよりは、いなっせとか文化会館への利用へ誘導していくという考えということでいいでしょうか。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。
     (市長 白鳥 孝君登壇)

◎市長(白鳥孝君) 冒頭に申し上げましたように平成16年に、あり方についての検討の結果が出されていて、さらに平成21年度にも同じ内容の提言がされておりますので、その意見を尊重して、そうした方向に導いてまいりたいと、そう考えております。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) そういう事情もわかるんですけれども、あるものを使わないって非常に何かもったいないというか、無駄があるなあという感じがして、せっかく今あるものを安くでも使えるんだったら、そっちの利用者をうんとふやしてあげる。なくなる前提で利用者ふやすというのもしにくいことかなとも思いますけれども、あるものは使ったほうがいいとは思うので、何か今、市民会館使っている人をどんどん新しい施設に誘導するというのも大事かもしれないんですけど、あるものを有効に活用するという考え方もぜひあっていいのかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。
     (市長 白鳥 孝君登壇)

◎市長(白鳥孝君) 老朽化ということに対しての対応の一つでありますけれども、詳細についてまた教育次長のほうから話をさせてもらいたいと思いますので、お願いします。

○議長(伊藤泰雄君) 竹松教育次長。

◎教育次長(竹松武登君) 先ほど市長のほうから老朽化ということでお話をさせてもらいましたけれども、当然、今後長く使用していく段階におきましては耐震改修、あるいは天井のつり物といいますか舞台装置、これも老朽化しておりますので、当然これもつけかえていかなきゃいけない、新しくしなきゃいけないということは当然出てくるわけです。それを考えますと億の単位かなというふうに、はっきりは申し上げられないんですが推計をしております。その中で伊那公民館が同時に改修も必要になってきておりますので、その中にも当然今も御存じかと思いますが、講堂といいますかホールを持っていますので、そういうホールをむしろ小ぶりになりますけれども、そういうところで使えるような体制をといいますか、施設を整備していったほうがより有効ではないかと考えております。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) その舞台の上のつり物が老朽化しているので一応億の単位かかるのでという話だったんですが、ということはその部分のもう修繕はする予定はなくて、あとは廃止に向かっていくということでよろしいですか。

○議長(伊藤泰雄君) 竹松教育次長。

◎教育次長(竹松武登君) はい、おっしゃるとおりです。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) はい、ありがとうございました。そうすると、さっき市長が老朽化ということで危険というわけではないという話あったんですけど、つり物ってつってあるやつですね。それを修繕しなきゃいけない状況になっているということは、危ない状態というわけではなくて、安全に安心して使えるということでいいんでしょうか。

○議長(伊藤泰雄君) 竹松教育次長。

◎教育次長(竹松武登君) やがては、やはり古くなってくることになれば安全とは言えない状況で、もう一つ、議員御存じかもしれませんが、38年当時の建設でありまして、雨が降りますと、雨の音がそのまま聞こえてくるという大変、自然のままの施設でありますので、その辺も使いにくいかなあということは我々も感じておりますので、むしろ、伊那公民館にそういうような施設をむしろ整備したほうがいいのではないかと考えております。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) というといろんな話を総合してというか、今聞いたので考えると、市民会館を貸したくないという意図に聞こえてしまうんですけど、ちょっとそうなのか、そうじゃないのか教えてください。

○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。
     (市長 白鳥 孝君登壇)

◎市長(白鳥孝君) 貸したくないというか、そういう話じゃなくて、いろんな方面から検討研究を重ねた結果が平成16年に出ていて、あり方について。またさらに21年に同じ提言がされているという中で、16年の段階でもあそこについては閉鎖をして違うところを使いましょうという、それを今延長をしてというか、きて使っておる状況であります。そうした点からかんがみても市民会館を閉鎖して今ある、より機能の高いそういう施設を使っていってもらいましょうという、そういう考えであります。

○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) 言っている日本語はわかりましたけれども、何とも何かあるものを使いたいという気持ちなんだけれど、いいものを使ってほしいというような何かうまくわかり合えないなという感じなんですけど。でも、なくすというのが決まっていて、そっちに向かっているのであれば、うまく利用者が移行できるように、今ある新しい施設のほうをどんどん使って、市民会館なくなった後のことを考えると、それも非常に大切なことではあると思うんですけれども、あるものを使わないというのももったいないので何か有効活用、市の行事をやるだとか、雨の音なんて気にしないような何かのイベント、わいわいするイベントだとかお祭みたいなもので、ぜひあるうちに積極的に使っていただきたいなと思って、もったいないので、その辺は使っていただきたいなというのをお願いをして、そろそろおしまいにしたいと思います。ありがとうございました。

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