平成24年9月定例会一般質問

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○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。

◆3番(二瓶裕史君) 外部の相談機関について、多くの皆さんの知恵をおかりしてとか先ほど答弁されていましたので、ぜひ固定しないで、広く選択肢を持って、そういう外部の専門家を使っていただきたいなと思います。
ことしの成人式で挨拶をする機会をいただきました。その挨拶の中で、私の好きな言葉を1つ紹介させていただきました。南直哉という方が「老師と少年」という著作で使った言葉です。生きる意味より死なない工夫という言葉があります。これ、自分の解釈も加えて紹介してしまったわけですが、小学校、中学校、高校生といういろんな感情が交差し合う難しい時期に、何で私はこの世に生まれてしまったんだろう、私なんて生きる価値のない人間だと思うことがあるかもしれません。しかし、人は幸せになるために生まれたとも言われます。とにかく生きることが一番大切なことで、生き続けていくためには何をすればよいか、何を勉強すればいいのかという考え方を持ってもらいたいと思ったわけです。
夢に向かって日々成長している若い世代に対しては、少し後ろ向きとも言える言葉かもしれませんが、究極の前向きな考えだと思っています。自分の身を守るためには何をすればいいのかということにもつながる考えです。防災教育、法教育こそまさに死なない工夫の最たるものではないでしょうか。
市長は、ここで育った子供たちが帰ってきたいと心から感じることのできるふるさとを皆さんとともにつくりたいと繰り返しおっしゃっています。それは全く同感で、帰ってきたいと思ってもらいたいし、さらには離れたくないとも思ってほしいわけです。嫌な思いをしたまちには住みたくありませんし、近寄りたくもなくなります。ずっと暮らしたい伊那市をつくるためにも、いじめ対策を真剣にやらなくてはなりません。
倫理や道徳観、バランス感覚の成熟した人材を育てる、大切な小中学校です。ぜひ、あくまでも子供が主役、子供の安全安心が第一の学校づくり、まちづくりをしていただきたいと思いますし、それを達成するための協力であれば惜しむ理由はありません。
伊那市に帰ってきたい、伊那市を離れたくないと心から思ってもらえる伊那市づくりを、行政、議会、そして全ての市民が取り組めるような、市長のリーダーシップを期待して質問を終わります。

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